肩こりを感じない人は隠れ肩こりかも?セルフチェック方法を解説!

長時間のデスクワークや運動不足だけど、肩こりを感じない…

これは、もしかすると「隠れ肩こり」かもしれません。

今回は、隠れ肩こりについて解説します。

肩こりのチェックや改善方法についても説明するので、「肩こりかどうかわからない」という方は、ぜひこの記事をご覧ください。

肩こりを感じない人は「隠れ肩こり」に注意!

日頃からデスクワークが中心で運動もしていない場合、肩こりを感じていなくても「隠れ肩こり」になっている可能性があります。

隠れ肩こりを放っておくと、いずれは頭痛や腕のしびれなどの症状に悩まされることもあるため注意しましょう。

ここでは、「隠れ肩こりとは何か?」「隠れ肩こりを放っておくとどうなるのか?」について解説します。

「隠れ肩こり」とは

隠れ肩こりとは、実際には肩の筋肉が凝り固まっているにも関わらず、肩のだるさや張り、痛みを自覚できていない状態を指します。

パソコンやスマホを長時間する人が増え、肩こりが常態化してしまい、肩がこっていることを自覚できていない人が増えているようです。

症状がなければ放っておいても問題がないように考えられますが、隠れ肩こりが長期に及ぶとさまざまな不調に悩まされるため注意が必要です。

「隠れ肩こり」を放っておくとどうなる?

隠れ肩こりを放っておくと、肩こりがひどくなってめまいや頭痛、吐き気、腕のしびれを感じることもあります。

症状が深刻化して、さまざまな不調に悩まされるようになるのです。

たとえばデスクワークの場合、腕のしびれが悪化してしまい、仕事が手に付かなくなった患者さんもいらっしゃいました。

悪化する前にセルフケアを行ったり、整体師やマッサージ師などの専門家に相談したりして隠れ肩こりを解消することが大切です。

なぜ肩が凝っているのに感じないのか?

そもそも、なぜ肩が凝っているのに感じないのでしょうか?

ここでは肩こりなのに、それを感じない理由を解説します。

仕事が忙しくて肩こりに気づいていないから

仕事が忙しいと、それに集中するため肩の痛みやこりを感じられないことがあります。

日頃から仕事が気になってしまい、肩こりに意識が回らなくなった状態です。

肩こり以外の痛みに意識が向いているから

腰痛や膝の痛み、頭痛などの肩以外の部位で起きている痛みに意識が向くと、肩こりを自覚できないことがあります。

とくに強烈な痛みを感じる部分が肩以外にある場合に、起こりやすい現象です。

肩の痛みになれてしまっているから

肩こりが常にあると、その痛みに慣れてしまいこりを感じなくなることがあります。

肩の痛みに鈍感になってしまい、肩こりを自覚できなくなった状態です。

肩こりのチェック方法

次の条件に当てはまる人は、隠れ肩こりかもしれません。

  • 長時間のデスクワークをしている
  • 運動をする習慣がない
  • 猫背だと言われる

ここで紹介するチェック方法で、肩こりチェックをしてみてください。

肩をまわす

肩をまわして、肩の筋肉が固まっていないかチェックしてみましょう。

肩まわしで肩こりのチェックをする場合は、鏡の前で次のようにしてみてください。

  1. 肘を曲げる
  2. 脇を締める
  3. 腕を動かさずに肩が円を描くように回す

鏡に映った自分の姿を見て、肩が円を描くように回せていれば、肩こりはありません。

一方で、肩が円を描けておらずカクカクした動きをしている場合は隠れ肩こりの可能性があります。

バンザイをする

バンザイをしたときに、次に当てはまる場合は隠れ肩こりの可能性があります。

  • 腕が耳に付かない
  • バンザイをすると肩に痛みや違和感がある

すぐにできる方法なので、試してみてください。

肩を開く

肘を90度に曲げた状態で肩を開いてみてください。

60度以上スムーズに開ければ正常ですが、開く途中で引っかかりや痛みを感じたり、60度未満しか開けない場合は隠れ肩こりの可能性があります。

隠れ肩こりが見つかった場合は、肩こりを解消するために対策しましょう。

肩こり対策をするためにも、まずは肩こりしない人の特徴をみてみましょう。

肩こりしない人の特徴

肩こりをしない人には次の特徴があります。

  • 運動習慣がある
  • 湯船につかる習慣がある
  • 筋肉がある

各特徴について解説します。

運動習慣がある

運動習慣がある人は、肩こりになりにくいです。

そもそも肩こりは、筋肉を動かさない生活を続けることで血行が悪くなって発症します。

運動習慣がある人は、肩の筋肉を動かして血行のよい状態を保てるため肩こりになりにくいのです。

隠れ肩こりを解消するためにも、運動習慣を取り入れてみてください。

湯船につかる習慣がある

湯船につかると肩が温められて血行を促進できます。

また温感で精神的にもリラックスできるため、肩の緊張をほぐせるのです。

仕事の疲れやストレスを入浴で癒して、肩の緊張を開放すると隠れ肩こりの改善が期待できます。

筋肉がある

筋肉があると肩甲骨を正常な位置に保てるため、肩こりになりにくい姿勢を維持できます。

とくに、僧帽筋と呼ばれる筋肉を強化すると、猫背を改善できて隠れ肩こりの改善につながります。

僧帽筋は日常生活では使われずらい筋肉です。意識的にトレーニングして、僧帽筋を鍛えておきましょう。

僧帽筋のトレーニング方法については、次の項目で解説します。

肩こりを予防するためのセルフケア

肩こりを予防するためには、大胸筋のストレッチと僧帽筋のトレーニングが有効です。

それぞれのセルフケアのやり方について解説します。

大胸筋のストレッチ

大胸筋のストレッチは、壁を使うと効果的に実施できます。

壁の前に立って次の手順でストレッチしてみてください。

  1. 肘を90度に曲げた状態で、手の平から肘にかけて壁につける
  2. 肘は肩の高さにする
  3. 上半身をひねるように胸の前をストレッチする

胸の筋肉に伸びている感覚があれば、正常にストレッチできています。

僧帽筋のトーレニング

僧帽筋をトレーニングする場合は、水の入った500mlペットボトルを使うと効果的です。

両手にペットボトルを持った状態で次の手順でトレーニングしてみてください。

  1. 肩幅くらいで足を広げて立つ
  2. 肘は延ばした状態でペットボトルを両手に持つ
  3. 肘を伸ばしたまま、肩をすくめる
  4. 肩をすくめた状態を2秒ほどキープする
  5. ゆっくりと元に戻す
  6. 3~5を10回繰り返す

1日に3セットくらいを目安に実践してみてください。

日頃から僧帽筋を鍛えていない場合、筋トレ後の2~3日間くらい肩こりのような重い感じが残るかもしれません。

それは筋肉痛ですので、数日たてば取れます。

筋肉痛を過ぎるとトレーニング前よりも肩こりになりにくい状態になっていますので、安心してください。

肩こりを感じない人は一度セルフチェックしてみよう

デスクワーカーや運動習慣がない人が肩こりを感じていない場合、隠れ肩こりの可能性があります。

今回お伝えしたセルフチェックを実践してみてくださいね。

セルフケア方法もお伝えしたので、参考にして隠れ肩こりを予防してください。

当院では肩こりに悩んでいる方に専門の施術で対応しています。

「隠れ肩こりかも?」「肩こりがつらい!」という方は、ぜひご相談ください。

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