ウォーキングをすると下半身の血行が促進されるため、坐骨神経痛が楽になることがあります。
そのため、坐骨神経痛がつらい場合はウォーキングを習慣にしてみるのも有効です。
痛みが楽になる場合は、やり過ぎない範囲でウォーキングを続けるとよいでしょう。
その反面、痛みが強くなる場合もあります。
その場合は、神経の炎症が強い急性期なのかもしれません。
病院を受診して坐骨神経痛の原因を調べてもらうことをおすすめします。
この記事では、ウォーキングで坐骨神経痛が楽になる理由や痛みが強くなる場合の対処法について解説します。
坐骨神経痛の場合にウォーキングをすると痛みが楽になる理由
坐骨神経痛の場合にウォーキングをすると痛みが楽になる理由は、適度に運動になったり下半身や骨盤周りの血行を促進できたりするからです。
ウォーキングは適度に運動ができるから
ウォーキングをすると、適度に身体を動かせるから坐骨神経の改善に効果的です。
坐骨神経痛はずっと安静を続けるよりも、適度に運動をした方が血行を促進できるため痛みやしびれを改善させやすいです。
その反面、激しい運動をすると炎症が悪化して痛みやしびれが強くなるので、やり過ぎには注意しましょう。
下半身や骨盤周りの血行を促進できるから
ウォーキングは股関節を動かせるので、下半身や骨盤周りの血行を促進して坐骨神経痛の痛みを軽減できるメリットもあります。
たとえば坐骨神経痛の原因の1つとして、お尻の筋肉の緊張やこりが考えられます。
ウォーキングをするとお尻の筋肉の血行を促進してこりをほぐせるので、坐骨神経痛が軽減する効果が期待できるのです。
とはいえウォーキングで坐骨神経痛が悪化する場合もあります。
そのような場合はどのように対処するとよいのでしょうか。
ウォーキングで坐骨神経痛が悪化する場合の対処法
ウォーキングで坐骨神経痛が悪化する場合の対処法には、次の方法があります。
- 歩くのを中止する
- 病院を受診する
- プールで歩く
- ウォーキング以外の改善方法を試してみる
- 整体院や整骨院、鍼灸院を利用する
それぞれについて解説します。
歩くのを中止する
神経の炎症が強い場合など、坐骨神経痛の急性期は歩くと痛みやしびれが悪化することがあります。
そのような場合は、無理に歩かずに安静にすることが大切です。
急性期を過ぎて痛みやしびれが落ち着いたときに、短い距離からウォーキングを徐々にはじめるとよいでしょう。
病院を受診する
ウォーキングで坐骨神経痛が悪化する場合は、病院を受診して原因をはっきりさせましょう。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの腰の病気が原因で、坐骨神経痛になる場合もあります。
腰の病気で坐骨神経痛を発症している場合は、安静が必要な場合もあります。
病院で検査を受けて原因を突き止め、ウォーキングを続けてもよいか医師に尋ねましょう。
プールで歩く
プールで歩くと、腰や足の負担を軽減できるため坐骨神経痛の症状が出づらくなります。
地上でのウォーキングと同じく股関節を動かして歩くため、血行促進ができて、坐骨神経痛の改善にも効果が期待できます。
ウォーキング以外の改善方法を試してみる
坐骨神経痛をセルフケアで改善させる方法には、ウォーキング以外にもストレッチやテニスボールマッサージ、筋トレなどがあります。
一旦は違った方法を試して、坐骨神経痛を改善させるのもおすすめです。
整体院や整骨院、鍼灸院を利用する
整体院や整骨院、鍼灸院の利用も坐骨神経痛の改善に有効です。
硬くなった筋肉をほぐして血行を促進したり、坐骨神経痛を軽減するためのアドバイスをもらえたりします。
整体院や整骨院、鍼灸院の利用は病院の受診後に
とはいえ、整体院や整骨院、鍼灸院の利用は病院を受診した後にしましょう。
整体院や整骨院、鍼灸院に行ってもレントゲンやMRI検査を受けられないので、坐骨神経痛の原因となる病気についてしっかりとは判断できません。
病院を受診したうえで改善のサポートとして、整体院や整骨院、鍼灸院を利用するようにしましょう。
ウォーキングで坐骨神経痛を改善しよう
坐骨神経痛は安静にするよりも体を動かした方が改善しやすいといわれています。
しかし激しい運動は神経の炎症を悪化させて、坐骨神経痛が強くなる可能性があるため注意が必要です。
ウォーキングなどの適度な運動で下半身の血行を促進するとよいでしょう。
今回はウォーキング中の坐骨神経痛への対処法についても解説したので、ぜひ参考にしてください。
坐骨神経痛でつらい場合は、江戸川区西葛西のカミヤ治療院にご相談ください。
整体や鍼灸を駆使して、つらい痛みやしびれの改善をサポートします。