
「朝起きて最初の一歩が、激痛でたまらない」
「病院で『偏平足だから』と言われ、高価なオーダーメイドインソールを作った」
「でも、靴を履いている時はマシだけど、裸足になると痛みが戻る…」
もしあなたが今、このような状態に陥っているなら、この記事を最後まで読んでいただきたいです。
多くの整骨院や病院では、足底筋膜炎の原因を「アーチ(土踏まず)の低下」と断定し、インソールで物理的に持ち上げようとします。
もちろん、炎症が強い時期にインソールでサポートすることは有効な手段の一つです。
しかし、足のバイオメカニクス(生体力学)の観点から言えば、「動かない足を無理やり持ち上げる」ことは、逆に症状をこじらせる要因になりかねません。
実は、なかなか治らない足底筋膜炎の背後には、足の裏ではなく「スネの奥の癒着」や「足の外側の骨のズレ」が隠れていることが、最新の研究で明らかになっています。
本記事では、江戸川区西葛西で27年の臨床経験を持つ整体師が、なぜインソールが効かないケースがあるのか、その理由を解き明かし、プロだけが知る「隠れた2つの真犯人」について解説します。
※ 「疲労骨折」の可能性があります
もし、「じっとしていてもズキズキ痛む」「腫れや内出血がある」「足を着くことすらできない」場合は、足底筋膜炎ではなく踵骨(かかと)の疲労骨折の可能性があります。整体ではなく、まずは整形外科でレントゲンやMRI検査を受けてください。
1. なぜ「インソール」だけで解決しないのか?
まず、従来の「アーチを持ち上げれば治る」という常識を、少し別の視点から見てみましょう。
足は「動くバネ」であり、「静止した橋」ではない
足の裏には「ウィンドラス機構(巻き上げ機構)」という重要な機能があります。
歩く時、足の指が反ることで足底筋膜がピンと巻き上げられ、アーチが自然に高くなり、硬いバネとなって地面を蹴り出します。
しかし、ガチガチに固められたインソールで土踏まずを圧迫し続けると、どうなるでしょうか?
足底筋膜が物理的に押さえつけられ、この「巻き上げ運動」が阻害されてしまうのです。
結果として、足は本来のバネ機能を失い、衝撃を吸収できなくなります。
これが「靴の中では楽だけど、足自体は弱っていく」現象の正体です。
「フットコア」のサボり癖
体幹に「コアマッスル」があるように、足にも「フットコア(足部内在筋)」が存在します。
インソールに頼り切った生活は、この天然のコルセットをサボらせ、筋肉が痩せてしまう「廃用性萎縮(はいようせいいしゅく)」を招くリスクがあります。
根本的な改善に必要なのは、外部からのサポートだけに頼るのではなく、「自分の筋肉でアーチを作る機能」を取り戻すことです。
2. 隠れ犯人その1:スネからアーチを引き下げる「癒着」
「アーチを上げるための筋肉が、逆に足を引っ張り下げている」と言ったら驚かれるでしょうか?
後脛骨筋と「ヘンリーの結節」
足の内くるぶしの後ろを通る「後脛骨筋(こうけいこつきん)」は、本来アーチを引き上げる最強の筋肉です。
しかし、足底筋膜炎が長引く人の多くは、この筋肉の腱が、隣り合う他の筋肉とベッタリとくっついてしまう「癒着」を起こしています。
これを専門用語で「ヘンリーの結節(Master Knot of Henry)」と呼びます。
【3秒でできる!癒着セルフチェック】
- 内くるぶしの指2本分ほど下(少し後ろ寄り)を指で強めに押さえます。
- そのまま、足の親指をゆっくり大きく「グー・パー」と動かしてください。
- 奥の方で何かが引っかかる感じや、強い痛みはありませんか?
もし引っかかりを感じるなら、あなたの筋肉は癒着し、アーチを引き下げる「重り」になってしまっています。
この状態で下からインソールで無理やり持ち上げようとすると、上下からの力が衝突し、骨膜をサンドイッチにして激痛を生んでしまうのです。
3. 隠れ犯人その2:足の外側の「立方骨(りっぽうこつ)」
足底筋膜炎は「内側の土踏まず」の問題と思われがちですが、実は「足の外側」に重大な原因が潜んでいます。

外側の壁が崩れると、内側も支えられない
足の外側には「立方骨(りっぽうこつ)」というサイコロ状の骨があります。
これが捻挫や過重負荷によって本来の位置からわずかに「下へ落ちて」ロックされることがあり、これを立方骨症候群(Dropped Cuboid)と呼びます。
家で例えるなら、「外側の壁」が崩れているのに、中の「柱(インソール)」だけを立て直そうとしている状態です。
立方骨は、足を横から締め上げる筋肉(長腓骨筋)の滑車のような役割を果たしています。
この滑車が外れると、足を締める力がなくなり、アーチ全体がドミノ倒しのように崩壊してしまいます。
落ちてしまった立方骨を、インソールで無理やり下から圧迫すると、外側に異物感や違和感を感じる原因にもなります。
4. プロが提案する「足の再起動」3ステップ
インソールを最大限に活用するためにも、まずは足が「正しく動く状態」にリセットする必要があります。
STEP 1:外側のロック解除(立方骨の調整)
もし足の外側を押して痛みがあったり、踏ん張りがきかない感覚があるなら、まずは立方骨を正しい位置に整える必要があります。
この小さな骨がカチッとハマるだけで、劇的に足の安定感が戻ります。
STEP 2:深層の癒着リリース
先ほどのチェックで行った「内くるぶしの下」の癒着を剥がします。
ポイントを押さえながら足の指を動かすことで、アーチを引き下げていた「重り」を外し、筋肉がスムーズに滑走するように整えます。
STEP 3:自前のバネを鍛える(ショートフット運動)
骨と筋肉が整ったら、最後に自分の筋肉(内在筋)でアーチを保持する練習をします。
足の指を曲げずに、土踏まずを高く盛り上げる「ショートフットエクササイズ」を行うことで、インソールに頼りすぎない「強い足」を作ります。

まとめ:インソールは「魔法」ではありません
足底筋膜炎の施術において、インソールはあくまで「補助輪」です。
「癒着して動かない腱」を剥がし、「ズレて落ちた骨」を戻す。
この生体力学的なリセットを行わずにインソールを入れることは、壊れた車に高級タイヤを履かせるようなものです。
まずは、あなたの足の「中身」を整えましょう。
そうすれば、朝の一歩目を痛みなく踏み出し、どこまでも歩ける本来の足を取り戻すことができます。
西葛西のカミヤ治療院では、あなたの足の状態に合わせたオーダーメイドの施術を行っています。
足の痛みを我慢する必要はありません。一緒に根本からの改善を目指しましょう。
なかなか治らない足の痛みでお悩みなら、
今すぐご相談ください。
「ブログを見ました」とお伝えいただくとスムーズです。
▼ LINEなら24時間受付中 ▼
