丸まって寝てしまう原因は?ストレスや疲れとの関連も解説

丸まって寝る人は意外と少なくありません。

横向きで背中を丸めるように眠ると落ち着く、気づくといつも縮こまるような姿勢になっているという人もいるでしょう。

丸まって寝る姿勢は、一時的に安心感があったり、楽に感じたりすることがあります。

しかし、毎日のようにその姿勢が続いている場合は、体の緊張や冷え、日中の姿勢の癖、寝具の影響などが関係している可能性もあります。

睡眠姿勢と起床時の背骨まわりの症状を調べた研究では、朝に首や腰の痛み・こわばりを感じる人は、背骨に負担がかかりやすい睡眠姿勢で過ごす時間が長く、睡眠の質も低い傾向も示されているため注意が必要です。

この記事では、丸まって寝る人に多い原因や起こりやすい不調、見直したいポイント、日常でできるセルフケアについて紹介します。

丸まって寝る癖が気になっている場合や、朝起きたときの体のつらさで悩んでいる場合は、ぜひご覧ください。

丸まって寝る人に多い原因

丸まって寝る人は少なくありません。

横向きで背中を丸めるように眠ると落ち着く、気づいたらいつも縮こまるような姿勢になっている、という人もいるでしょう。

丸まって寝る姿勢は、一時的に安心感があったり、楽に感じたりすることがあります。

しかし、その姿勢が続く背景には、体の緊張や冷え、日中の姿勢の癖、寝具の影響などが関係している場合もあります。

ここでは、丸まって寝る人に多い原因について解説します。

体が緊張していて自然と縮こまりやすい

丸まって寝る人は、体が緊張しやすい状態になっていることがあります。

疲れやストレスがたまっていると、体に力が入りやすくなり、眠るときも自然と縮こまる姿勢になりやすいのです。

無意識のうちに肩が上がっていたり、背中が丸まっていたりする人は、寝るときにもその緊張が抜けにくいことがあります。

寒さで無意識に丸まる姿勢になっている

寒いときに体を守ろうとして、無意識に丸まるような姿勢になる人もいます。

特に冬場や、冷房の効いた部屋で寝ている場合は、体が冷えないように縮こまることがあります。

この姿勢自体は自然な反応ですが、毎日のように続くと、首や肩、背中などに負担がかかりやすくなることもあるでしょう。

普段の猫背姿勢が寝るときにも出ている

日中から猫背気味の人は、その姿勢の癖が寝るときにも出やすい傾向があります。

デスクワークやスマホを見る時間が長い人は、背中が丸まり、首が前に出やすくなります。

その状態が習慣になると、布団やベッドに入っても体が伸びにくく、丸まった姿勢が落ち着くように感じることがあるのです。

枕やマットレスが合っていない

寝具が体に合っていないことも、丸まって寝る原因のひとつです。

たとえば、枕が高すぎると首が前に傾きやすくなり、自然と背中も丸まりやすくなります。

また、マットレスが柔らかすぎると体が沈み込み、寝姿勢が崩れやすくなることがあります。

寝ても体が休まらないと感じる場合は、寝具の影響も考えてみるとよいでしょう。

丸まって寝ることで起こりやすい不調

丸まって寝る姿勢は、一時的には楽に感じることがあります。

ただし、その姿勢が続くと、体にさまざまな負担がかかることもあります。

ここでは、丸まって寝ることで起こりやすい不調について紹介します。

首や肩に負担がかかりやすい

丸まって寝ると、首が前に出やすくなり、肩もすくんだような状態になりやすくなります。

そのため、首や肩まわりの筋肉が緊張し、朝起きたときに首こりや肩こりを感じることがあります。

もともと首や肩がこりやすい人は、寝姿勢の影響でさらに負担が強くなる場合もあるでしょう。

背中や腰がこわばりやすい

背中を丸めた姿勢が続くと、背中や腰まわりの筋肉もこわばりやすくなります。

とくに、横向きで強く体を丸めている人は、起きたときに背中が張る、腰が重いと感じることがあります。

寝ているあいだにしっかり体を休めたいのに、逆に緊張が残ってしまう場合もあるのです。

呼吸が浅くなりやすい

丸まった姿勢では、胸まわりが縮こまりやすくなります。

その結果、呼吸が浅くなりやすく、眠っているあいだに体が十分にリラックスしにくくなることがあります。

呼吸が浅い状態が続くと、寝てもすっきりしない、疲れが取れにくいと感じる原因になることもあるでしょう。

起床時に体が伸びにくく感じることがある

丸まった姿勢で眠る癖がある人は、朝起きたときに体が伸びにくいと感じることがあります。

背中や腰、首肩まわりがこわばっていると、起き上がるときに体が固まっているように感じることもあるでしょう。

「朝からすでに疲れている感じがする」という人は、寝姿勢の影響も考えられます。

丸まって寝るのは悪いこと?

丸まって寝る姿勢が、必ずしもすべて悪いというわけではありません。

ただし、体の状態によっては見直したほうがよい場合もあります。

一時的に楽に感じることはある

丸まって寝る姿勢は、安心感があったり、腰やお腹まわりが楽に感じたりすることがあります。

特に疲れているときや冷えを感じるときは、その姿勢が落ち着く人もいるでしょう。

そのため、たまにその姿勢になること自体は、すぐに問題になるとは限りません。

毎日続く場合は寝具や姿勢を見直したい

ただし、毎日のように強く丸まって寝ている場合は、寝具や日中の姿勢を見直したほうがよいでしょう。

体が伸びにくい、朝から首や肩がつらい、腰が重いといった状態があるなら、寝ているあいだの姿勢が負担になっている可能性があります。

丸まることが癖になっている場合は、その原因を探ることが大切です。

痛みやしびれがある場合は注意が必要

丸まって寝ることで、首や肩、腰に痛みが出たり、しびれを感じたりする場合は注意が必要です。

単なる寝姿勢の問題だけでなく、体の不調が関係していることもあるためです。

我慢を続けるのではなく、必要に応じて医療機関や専門家に相談するようにしましょう。

丸まって寝る人が見直したいポイント

丸まって寝る癖が気になる場合は、いくつか見直しておきたいポイントがあります。

枕の高さが合っているか確認する

枕が高すぎると、首が前に倒れやすくなり、丸まった姿勢になりやすくなります。

反対に、低すぎても首や肩に負担がかかることがあります。

起きたときに首がつらい、枕がしっくりこないと感じる場合は、高さを見直してみるとよいでしょう。

マットレスが柔らかすぎないか見直す

マットレスが柔らかすぎると、体が沈み込みやすくなり、寝姿勢が崩れやすくなります。

その結果、背中や腰が丸まりやすくなり、朝のこわばりにつながることがあります。

体を無理なく支えられているか、一度確認してみることが大切です。

横向き寝なら体を支えやすい環境を整える

横向きで寝ること自体が悪いわけではありません。

ただし、横向き寝のときに体を支えにくい環境だと、必要以上に丸まりやすくなることがあります。

抱き枕やクッションなどを活用して、無理に縮こまらなくても落ち着ける状態をつくるのもひとつの方法です。

就寝前に首肩や背中を緩める習慣をつくる

体が緊張したまま布団に入ると、寝るときも丸まりやすくなります。

そのため、就寝前に首や肩、背中をゆるめる習慣をつくるとよいでしょう。

軽く体を動かしたり、温めたりするだけでも、眠るときの力みが抜けやすくなります。

丸まって寝る癖をやわらげるセルフケア

丸まって寝る癖が気になる人は、日常のなかで少しずつ体を整えていくことが大切です。

寝る前に胸まわりを軽く開く

日中に前かがみ姿勢が多い人は、胸まわりが縮こまりやすくなっています。

そのまま寝ると、体も丸まりやすくなるため、寝る前に胸を軽く開くような動きを取り入れるとよいでしょう。

強く反らす必要はなく、気持ちよく伸びる程度で十分です。

首や肩を温めて力を抜く

首や肩がこわばっていると、寝るときも力が抜けにくくなります。

蒸しタオルなどで首肩を温めると、筋肉がゆるみやすくなり、リラックスしやすくなるでしょう。

冷えが気になる時期には、特に取り入れやすいセルフケアです。

長時間のスマホ姿勢を減らす

スマホを見る時間が長いと、首が前に出て背中が丸まりやすくなります。

その姿勢が習慣になると、寝るときにも同じような体の使い方が出やすくなります。

丸まって寝る癖をやわらげたい場合は、まず日中のスマホ姿勢を見直すことも大切です。

日中の座り姿勢も整える

座っているときに背中を丸める癖があると、その影響は寝姿勢にも出やすくなります。

そのため、日中の座り姿勢も意識して整えるとよいでしょう。

長時間同じ姿勢を続けないようにしたり、軽く体を動かしたりすることも、体の緊張をためこまないために役立ちます。

こんな場合は早めに相談を

丸まって寝ること自体は珍しいことではありませんが、次のような場合は注意が必要です。

首や肩の痛みが強い場合

朝起きたときの首や肩の痛みが強い場合は、寝姿勢による負担が大きくなっている可能性があります。

痛みが続くときは、無理をせず早めに相談することが大切です。

腰痛やしびれを伴う場合

丸まって寝る姿勢とともに、腰痛や手足のしびれがある場合は注意が必要です。

寝姿勢だけでなく、別の原因が関係していることもあるため、自己判断せずに対応したほうがよいでしょう。

朝起きても疲れが抜けない場合

しっかり寝ているつもりでも、朝から疲れが残っている場合は、寝ているあいだに体が十分休めていないのかもしれません。

丸まった姿勢で呼吸が浅くなったり、筋肉が緊張したままだったりすると、回復しにくくなることがあります。

寝姿勢を変えても改善しない場合

枕や寝具を見直したり、寝姿勢を意識したりしても改善しない場合は、体のこわばりや不調が深く関係していることもあります。

そのようなときは、一度専門家に相談してみるのもよいでしょう。

丸まって寝る人は寝具と日中姿勢の見直しが大切

丸まって寝る人は、体の緊張や冷え、日中の猫背姿勢、寝具の影響などによって、自然と縮こまるような姿勢になっていることがあります。

一時的には楽に感じることもありますが、その姿勢が毎日続くと、首や肩、背中、腰などに負担がかかりやすくなります。

また、呼吸が浅くなったり、朝起きたときに体が伸びにくくなったりすることもあるため、寝てもすっきりしない原因になる場合もあるでしょう。

丸まって寝る癖が気になるときは、枕やマットレスが合っているかを確認し、日中の姿勢や就寝前の過ごし方も見直すことが大切です。

首や肩まわりのこわばりが強い人は、温めたり、軽いストレッチを取り入れたりして、体の力を抜きやすくするのもよい方法です。

当院では、首肩まわりや背中の緊張、姿勢の癖に着目しながら、無理のない範囲で体を整えるサポートを行っています。

朝起きたときの首肩のつらさや、寝ても疲れが抜けにくい状態でお悩みの場合は、どうぞお気軽にご相談ください。