巻き肩は整体で治るのか?効果や回数、おすすめのセルフケアについて解説

日頃からパソコンやスマホを見る時間が長くなっていませんか?

そのような場合、知らず知らずのうちに巻き肩になっている可能性があるので注意が必要です。

巻き肩の状態を放っておくと、ストレートネックや慢性肩こりになったり、呼吸が浅くなったりする可能性があります。

巻き肩を改善したい場合は、整体を利用するのもおすすめです。

整体院に相談すると、巻き肩の原因となる姿勢改善のためのサポートをしてくれます。

さらに、日常生活の過ごし方について適切なアドバイスを受けられるので、巻き肩の早期改善が期待できるでしょう。

この記事では、「巻き肩は整体で治るのか?」という疑問にお答えします。

さらに巻き肩を改善するための日常生活の過ごし方やセルフケアの方法についても解説します。

巻き肩がなかなか治らなくて悩んでいる場合は、参考にしてください。

巻き肩とは

巻き肩とは、左右の肩が前方内側に入り込んでいる状態です。

通常、肩は耳の直線上に位置するべきですが、巻き肩の場合は肩が耳よりも前に突き出る傾向にあります。

これは主に前かがみの姿勢を続けることで、肩周りの筋肉が弱まり、肩が内側に丸まることでおこる現象です。

巻き肩と関連する姿勢の変化に猫背があります。

猫背は背骨が曲がり背中全体が丸くなるのに対し、巻き肩は肩の位置が前に突き出る点が特徴です。

多くの場合は、猫背と巻き肩は同時に起こっています。

巻き肩は整体で治るのか?

巻き肩は整体で治る可能性がありますが、根気強く通ったり、日常的にセルフケアに取り組んだりすることが大切です。

ここでは、整体に通った場合に、巻き肩が治るまでの通院回数や、日常で大切な取り組みについて解説します。

治るまでの回数

整体に通って巻き肩が治るまでの回数は、個人差による影響が大きいため断定することが難しいです。

しかし1回の通院だけでも、体の変化を実感していただくことは可能です。

さらに通院回数を2回、3回、5回と重ねることで効果が長続きしやすくなります。

長期間にわたって巻き肩ではない状態を維持したい場合は、複数回の通院が必要ということになります。

日常での取り組みも大切

整体に通院して巻き肩ではない状態を維持するためには、日常でも姿勢やセルフケアに注意していただくことが大切です。

そのため本気で巻き肩を改善したい場合は、日常生活での過ごし方についてしっかりとアドバイスしてくれたり、セルフケアを指導してくれたりする整体院に通うことをおすすめします。

当院でも、根本的に巻き肩を改善していただきたいので、アドバイスには力を入れています。

日常で気を付けたい!巻き肩の原因

実際に、どのようなことに注意すれば巻き肩を改善しやすくなるのでしょうか。

巻き肩に効果的なアプローチを探るために、まずは巻き肩の原因についてみていきましょう。

長時間のスマホやパソコン

スマホやパソコンは画面を見るために前傾姿勢になりがちです。

その前傾姿勢を長時間続けると、肩が前に出て巻き肩の状態で体が固まってしまいます。

パソコンの場合は、画面の高さを目線に近づけると正しい姿勢をとりやすくなりますが、長時間続けるとだんだんと疲れて猫背の姿勢になりがちです

またスマホの場合は、目線の高さで画面を操作するのが難しいので、どうしても下を向いて背中を丸めた姿勢になります。

パソコンやスマホの長時間使用を控え、適度に休憩をとり、巻き肩の姿勢で固まらないようにすることが大切です。

横向き姿勢での睡眠

横向きの姿勢で睡眠をとると、肩回りに負担がかかって、自然と巻き肩の状態になります。

横向きで寝ている状態をイメージしてもらうと、必ず腕が体に対して前方に位置することがわかるかと思います。

腕が前方に位置すると、肩が前方へと出て、さらに重力が加わることで内側に入った状態になるのです。

巻き肩を予防したり、改善したりしたい場合は、なるべく仰向きで寝るようにしましょう。

整体との相乗効果に期待!おすすめのセルフケア

自宅でセルフケアを行うと、整体との相乗効果で巻き肩を早期に改善できる可能性があります。

巻き肩を改善したい場合は、大胸筋のストレッチや僧帽筋のトレーニングを行うとよいでしょう。

大胸筋のストレッチ

大胸筋のストレッチをすると、肩を前方へと引っ張る要因を緩和できるので、巻き肩の改善に効果的です。

次の手順で実践してみてください。

  1. 肩と同じ高さに腕を伸ばして手のひらを壁に当てる
  2. 手のひらを壁に当てた状態で体を開く
  3. 胸が伸ばされている感覚があれば、20秒ほどキープする

僧帽筋のトレーニング

僧帽筋をトレーニングして強化すると、肩の位置を後方に維持しやすくなります。

結果的に肩が前方に出にくくなるので、ぜひ実践してみてくさい。

タオルを使って、次の手順でトレーニングしてみてください。

  1. 両手でタオルの端を持つ
  2. タオルを持った状態でバンザイをする
  3. バンザイをした状態から腕を下に引く
  4. タオルが後頭部の後ろを通るようにしてタオルが肩の高さになるくらいまで引き下げる
  5. 1~4を5回繰り返す

巻き肩と猫背の関係

巻き肩になると多くの場合、同時に猫背にもなっています。

はじめに猫背の習慣がついて、だんだんと巻き肩に近づいていくのです。

猫背の状態で両側の肩甲骨が外側に広がると、脇の筋肉が硬くなり、巻き肩の状態で肩の位置が固定されてしまいます。

筋肉は形状を記憶する性質があるので、筋肉が固まることで巻き肩が戻りににくくなります。

巻き肩による弊害

巻き肩になると、次のような弊害が生まれます。

  • ストレートネックになる
  • 呼吸が浅くなる
  • 肩こりになる

それぞれについて詳しく解説します。

ストレートネックになる

巻き肩になると、自然と頭が前方へと移動してストレートネックになります。

ストレートネックとは本来は軽く前方にカーブしている首の骨が、まっすぐに変形した状態です。

頭が前方にくることで、首への負担が大きくなり、首の痛みだけではなくさまざまな症状を引き起こします。

たとえば、首を動かせる範囲が狭くなったり、腕のしびれや頭痛に悩まされたりします。

さらに悪化することで、不眠やめまい、耳鳴りなどの自律神経症状が起こることもあるので、注意が必要です。

呼吸が浅くなる

巻き肩になると、胸を開きづらくなるため、呼吸が浅くなります。

さらに呼吸筋と呼ばれる呼吸をするための筋肉も硬くなるので、深い呼吸をしづらくなります。

呼吸が浅くなると、全身への酸素供給が減って疲れやすくなったり、自律神経が乱れたりします。

肩こりになる

巻き肩になると、肩甲骨周辺の筋肉がひっぱられて肩こりになります。

巻き肩の状態で肩こりになると、マッサージやもみほぐしで筋肉を柔らかくしようとしても、すぐに元の固まった状態に戻ってしまいます。

マッサージを受け続けているのに肩こりが楽にならない場合は、巻き肩が原因かもしれません。

巻き肩を治したい場合は整体もおすすめ

巻き肩を治したい場合は、整体を利用することをおすすめします。

巻き肩改善は猫背の矯正から行う必要があるため、自分の力だけでは改善が難しいこともあります。

頑固な巻き肩に悩まされている場合は、専門家の手を借りて効率的に改善してみてはいかがでしょうか。

当院にお越しただければ、巻き肩の根本原因を突き止めて、適切な施術を行います。

さらにご自宅で行えるセルフケアについてもアドバイスするので、巻き肩の早期改善が期待できますよ。

整体がはじめての方も、カミヤ治療院にお気軽にご相談ください。