骨盤や体の歪みはどうやって改善する?どこに行けばいい?

「骨盤矯正って本当に効果があるの?」
「自分で歪みを治す方法はないの?」

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、骨盤や体の歪みは「骨そのもの」が変形しているわけではなく、筋肉のバランスが崩れて「傾いている」状態です。

そのため、歪みを根本から改善するには、自分の姿勢タイプを知り、硬くなった筋肉をストレッチし、弱った筋肉を鍛えるという手順が不可欠です。

この記事では、骨盤が歪む本当の原因や自宅でできるチェック方法、正しい改善策について、専門家の視点で詳しく解説します。

※ 安全のために必ずご確認ください

妊娠中の方や、強い痛み(ヘルニアや狭窄症など)がある方は、無理なストレッチや自己流の矯正を行うと症状が悪化する恐れがあります。まずは専門医や整体師にご相談ください。

そもそも、骨盤や体の歪み(ゆがみ)とは?

「骨盤が歪んでいる」と言われると、骨が曲がっているイメージを持つかもしれませんが、実際は少し違います。

骨盤自体は歪まないけど、傾く

骨盤には「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」という関節がありますが、これは非常に強固な靭帯で固定されており、数ミリ程度しか動きません。

骨盤の構造

骨盤そのものが大きく歪むことは稀ですが、骨盤に付着している「筋肉」が緊張したり緩んだりすることで、骨盤全体が前後左右に「傾く」ことはよくあります。

骨盤の前後の傾き

このように、筋肉のアンバランスによって骨盤が傾いた状態を、一般的に「骨盤の歪み」と呼んでいます。

骨盤の傾きで体全体が歪む

骨盤は体の土台です。土台が傾くと、その上にある柱(背骨)もバランスを取ろうとして曲がってしまいます。

骨盤の傾きが原因で、猫背、反り腰、ストレートネック、側弯といった全身の歪みが引き起こされるのです。

体や骨盤が歪む原因

主な原因は以下の3つです。

  • 同じ姿勢の維持(デスクワークなど)
  • 筋力の不足(インナーマッスルの低下)
  • 妊娠・出産による変化

同じ姿勢の維持

長時間座りっぱなしでいると、股関節を曲げる筋肉(腸腰筋)が縮こまり、硬くなります。

この筋肉が硬くなると、骨盤を前に引っ張り続けてしまい、慢性的な「骨盤前傾(反り腰)」の原因になります。

筋力の不足

骨盤を正しい位置にキープするには、お尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)や腹筋の力が不可欠です。

運動不足でこれらの筋肉が弱ると、骨盤を支えきれなくなり、楽な姿勢(悪い姿勢)へと流れてしまいます。

妊娠

妊娠中はお腹が大きくなるにつれて重心が前に移動するため、バランスを取ろうとして骨盤が過剰に前傾し、反り腰になりやすくなります。

妊婦の写真

骨盤や体の歪みによって起こる症状

骨盤の歪みは、単なる見た目の問題だけではありません。主に以下の3つの不調を引き起こします。

  • 体の痛み(腰痛・肩こりなど)
  • 自律神経の乱れ
  • プロポーションの崩れ

体の痛み

骨盤が傾くと、それをカバーするために腰や肩に過剰な負担がかかり、慢性的な痛みにつながります。

たとえば「骨盤前傾」は反り腰を招き、腰痛の大きな原因になります。逆に「骨盤後傾」は猫背を招き、頑固な肩こりや首の痛みを引き起こします。

また、左右のバランスが崩れると、片方の膝や股関節だけに体重がかかり、変形性膝関節症などの原因にもなりかねません。

自律神経の乱れ

背骨の周りには自律神経が通っています。

歪みによって背骨周りの筋肉が常に緊張していると、交感神経(興奮の神経)が過剰に刺激され、イライラ、不眠、冷え、便秘などの不調を引き起こします。

自律神経を整えるためにも、骨盤の傾きや体の歪みを正常に保つことが重要です。

プロポーションの崩れ

歪みは体型にも悪影響を及ぼします。

たとえば、骨盤が前傾すると「お尻が出っ張ったアヒル体型」や「前ももの張り」につながります。

一方で骨盤が後傾すると、内臓が下がって「ポッコリお腹」や「垂れ尻」の原因になります。

ダイエットをしても体型が変わらない場合、骨盤の歪みが原因かもしれません。

体や骨盤の歪みをチェックする方法

壁を使って簡単にセルフチェックができます。

壁に「かかと・お尻・背中・後頭部」をつけて立ってみてください。

【正常】腰と壁の隙間に「手のひら1枚分」が入るくらい。

【反り腰(骨盤前傾)】
隙間が大きく、こぶしが入るほど空いている。

【猫背(骨盤後傾)】
隙間がなく、手が入らない。または頭が壁につかない。

体の歪みを改善する方法

歪みを治すには、「硬い筋肉をほぐす(ストレッチ)」と「弱い筋肉を鍛える(筋トレ)」の両輪が必要です。

筋力トレーニング(抗重力筋の強化)

重力に逆らって姿勢を保つための筋肉「抗重力筋(こうじゅうりょくきん)」を鍛えます。

特にお尻の筋肉(大殿筋)を鍛えると、骨盤が安定しやすくなります。

ストレッチ

【反り腰の方】太ももの前側(大腿四頭筋)や股関節の前側(腸腰筋)を伸ばすストレッチが効果的です。

【猫背の方】太ももの裏側(ハムストリングス)やお腹の筋肉を伸ばすのがおすすめです。

体の歪みを改善できる整体院の特徴

自分一人での改善が難しい場合は、プロの手を借りるのが近道です。ただし、整体院選びにはポイントがあります。

  • セルフケアを指導してくれる:施術だけではどうしても戻ってしまうため、自宅でのケア指導は必須です。
  • 施術前後に姿勢チェックがある:客観的な変化を確認してくれる院を選びましょう。
  • 解剖学的な知識がある:筋肉のつき方や作用を正しく理解している国家資格保有者などが在籍していると安心です。

筋肉のバランスを整えて骨盤の傾きや体の歪みを改善しよう

骨盤の歪みは、長年の癖の結果です。一朝一夕には治りませんが、正しいケアを続ければ必ず体は変わります。

江戸川区西葛西にあるカミヤ治療院では、一人ひとりの姿勢タイプに合わせた施術と、無理なく続けられるセルフケア指導を行っています。

「自分の歪みのタイプが知りたい」「プロに整えてもらいたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

骨盤矯正・体の歪みに関する
よくあるご質問

QUESTION

骨盤矯正ベルトは効果がありますか?

A.

産後直後など、靭帯が緩んでいる時期にはサポートとして有効です。しかし、ベルトだけで筋肉がついたり歪みが根本的に治ったりするわけではありません。あくまで補助的なものと考え、根本改善には運動療法が必要です。

QUESTION

整体で骨盤矯正をすると、何回くらいで治りますか?

A.

個人差や生活習慣によりますが、脳が正しい姿勢を記憶し、筋肉の状態が定着するには一般的に3ヶ月程度(週1回ペースなど)の継続が必要と言われています。1回で変化は出ますが、定着させるには継続が鍵となります。

QUESTION

ボキボキする矯正は痛くありませんか?

A.

当院では、ボキボキ鳴らすような強い刺激の施術は行いません。筋肉の緊張を優しく解き、関節の動きを本来の状態に戻すソフトな施術ですので、女性や高齢の方でも安心して受けていただけます。